原田知世「50代はいいなぁ」と心から思える理由 興味を持ったことを後回ししない大切さを実感
現在や未来を感じさせるアルバムに
1982年のデビューから、今年で芸能生活40周年を迎えた原田知世さん。演じることと、歌うことをマイペースに両立し、昨年は、映画『あなたの番です 劇場版』や、人気漫画を実写化したドラマ「スナック キズツキ」に主演し、大きな反響を呼びました。
後編(前編はこちら)では、3月23日にリリースするデビュー40周年記念オリジナル・アルバム「fruitful days」のことに加え、50代を軽やかに生きるコツや、原田さんが思うカッコイイ大人について聞きました。
──「fruitful days」は、40周年記念アルバムということで、どんな作品にしようと思って取り組まれましたか?
原田:まずはこの“周年”というのは、応援してくださっているファンの方にお返しする1年だということを、迎えるたびに思っています。そして、メモリアルな時ではあるので、思い出深い曲も入れたり、ご縁の深い方にも参加して欲しいなと。でも、懐古的になりすぎず、現在(いま)やこれから先の未来を感じさせるものにしたいと思いました。
ですので、今回は、川谷絵音さんや網守将平さんという、私よりも世代の若い方とのコラボレーションもやってみたかったことです。
──川谷さんは、先行シングル「ヴァイオレット」の作詞・作曲をされていますが、川谷さんの世界観には、何かシンパシーを感じていらしたのですか?
原田:川谷さんは、いろんなバンドをやってらっしゃいますが、その中でindigo la End(インディゴ ラ エンド)の、川谷さんの曲や世界観がもともと好きでした。ですので、そのイメージで曲を書いてもらえたらうれしいなと思って、ちょっとトライしてみたいという気持ちでお願いしました。