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「怒りが爆発しそうな人」が真っ先にやるべき行動 元自衛隊「メンタル教官」が解説

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  • 下園 壮太 メンタルレスキュー協会理事長、元・陸上自衛隊衛生学校心理教官
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「時間」よりも「距離」のほうが大事

重要なのは、6秒という時間ではなく、危険(相手)との「距離」です。

私はよく「もしこれが原始人だったら」という話をします。原始人モードで考えてみると、「怒り」の感情とは、自分や自分の仲間に危険がある時に、ただちに「敵に威嚇、反撃する」ための本能です。

怒りのピークが収まるのは、自分たちを脅かす危険が低下した場合です。危険(相手)が目の前にいるという「一触即発」の間合いでは、襲われるかもしれないという警戒を解くことができません。

けれども、もし相手が数メートル離れていれば、鉄拳は飛んで来ないでしょう。さらに10メートル離れれば相手と戦うだけでなく、逃げるという選択肢も生まれてきます。

「怒り」という感情をおさまりやすくするには、危険(相手)との「距離を取る」、つまり「その場を離れる」のが最も効果的なのです。

それでは、私たち現代人が強い怒りを感じた場面で「その場を離れる」には、具体的にはどうしたらいいでしょうか。

行動のアイデアとしては、例えば化粧室に行く、喫煙所に行く、コンビニに行く、電話だと言って席を外す……などが考えられます。

相手が視界から消え、できれば声も聞こえない場所に移動すれば、自然と怒りはピークを過ぎて、感情は2段階に落ちてくれるのです。

とはいえ、すぐに「その場を離れる」ことができないシチュエーションも多いでしょうから、その場合は工夫が必要です。

イメージの中で相手と距離を取る、イヤホンやスマホの動画をうまく使う、他の人と話す、電話をする、深呼吸をする、などでもいいでしょう。この意味で、代替案の一つとして「6秒を集中して数える」というのも有効です。

強い怒りを感じたら、とにもかくにも「その場を離れる」。その場を離れられない場合は「イメージで距離を取る」。

怒りという敵に対して、柔道でいうところの「受け身」の態勢を、まずとる感じです。

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