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「怒りが爆発しそうな人」が真っ先にやるべき行動 元自衛隊「メンタル教官」が解説

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  • 下園 壮太 メンタルレスキュー協会理事長、元・陸上自衛隊衛生学校心理教官
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感情(怒り)には3段階がある

アンガーマネジメントは、基本的に、理性によって感情をコントロールしようとするアプローチです。

ここで、私たちの「理性」と「感情」との関係を見てみましょう。

「感情」には次のように3段階があり、「理性」と「感情」の関係は比例していると私は考えています。

3段階<3倍モード> 感情80%・理性20%
2段階<2倍モード> 感情50%・理性50%
1段階<1倍モード> 感情20%・理性80%

 

(図:『自衛隊メンタル教官が教える イライラ・怒りをとる技術』より)

1段階<1倍モード>は通常の平穏な状態です。理性でものごとを判断することができます。しかし、疲れがたまったりしてイライラしてくると、2段階<2倍モード>になります、つまり、普段の状況と違って、感情の力が強くなってきます。

3段階<3倍モード>は、理性よりも圧倒的に感情の力が強くなっている状態です。怒りの感情でいえば、怒りに乗っ取られている状態です。

激怒して感情が3段階にあるとき、「私は怒るべきでない。ここで相手を怒鳴ったらこれだけのソンをしてしまう」などと自分に言い聞かせても、強い怒りを抑えるのには効きませんよね。

一方、感情の1段階にある時は、同じ言い聞かせでも、なんとか怒りを我慢することができます。

この意味で、理性によって感情をコントロールしようとするアンガーマネジメントは、基本的には「1段階」もしくは「2段階」の下くらいまでの状態に自分がいるならば、怒りに有効なツールだといえます。

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【ところが、アンガーマネジメントを受ける人の多くは】

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