最愛の息子を突然亡くした36歳母が信じた"世界" 「私の息子が異世界転生したっぽい フルver.」

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会社員の堂原の前に突然あらわれた高校時代のクラスメイト・美央。「異世界に行ってしまった息子と会う方法を教えてほしい」と彼女は依頼をしてきて……

高校時代、クラスの中でまったく目立たない存在だった堂原(36歳)。彼の元に突然、会話をしたことすらないクラスメイト・美央があらわれる。

『私の息子が異世界転生したっぽい フルver.』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

17年ぶりに再会した美央は交通事故でわが子を亡くしており、彼女が堂原に頼んだのは「異世界に行った息子と会う方法を教えて」という唐突な内容。

息子の死を受け入れられずに深い傷を抱える美央を、コミュ障でオタク男性の堂原が支えるという不思議な日々が始まった――。

死後、別世界に行くことが物語の始まりとなる「異世界転生モノ」。大ヒットジャンルとなった物語世界を信じ込もうとする、母親の深い悲しみと愛情。この世界で最も大きな喪失感と向き合う物語、『私の息子が異世界転生したっぽい フルver.』(小学館)より抜粋してご紹介します。

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かねもと 原作

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かねもと / Kanemoto

自身のTwitterで発表したデビュー作『伝説のお母さん』がKADOKAWAで書籍化され、NHKにてTVドラマとなる。ほか、WEBメディアでの連載など。本作のもととなる自主制作版『私の息子が異世界転生したっぽい』はKADOKAWAから刊行。

Twitterアカウント @kanemoto_notice

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シバタヒカリ 作画

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しばた ひかり / Hikari Shibata

埼玉県育ち。2016年、祥伝社「FEEL YOUNG」5月号にて『5分間のサムウェア』でデビュー。同誌で2019年よりコミカライズ連載していた『だから私はメイクする(原案:劇団雌猫)』が2020年にドラマ化。ほか、『おじさん、ドル活はじめました!』(祥伝社)。

Twitterアカウント @sunny_615

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