複雑な仕訳や計算問題も多く試験は難関だが、企業からの評価は高い。

(CORA / PIXTA)
[日商簿記1級…公的資格]
簿記資格の最高峰である日商簿記1級。合格率は10%前後と難関だ。試験は商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4科目だが、商簿・会計と工簿・原計が各90分と試験時間が短い一方で、複雑な仕訳や計算問題が多い。少しでもつまずくと時間切れになる。出題範囲も商簿では海外子会社の連結会計やデリバティブ取引の仕訳などレベルが高い。
簿記1級の通信講座講師の柴山政行氏は「予備校などのテキストは通常、1科目1000ページに達する。その量を見て心が折れる人も多い」と話す。また合格には満点の70%以上が必要で、かつ1科目でも40%未満(各25点中10点未満)があれば不合格となる。

最強学習法
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら