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「カメラマンから大転身 足かけ15年で弁護士に」 インタビュー/56歳で司法試験突破 弁護士 坂 仁根

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東京千代田法律事務所 弁護士 坂 仁根(さか・ひとね)1960年3月生まれ。84年東京大学農学部農業工学科農業土木コース卒業。85年共同通信社入社。2015年司法試験予備試験合格。16年共同通信社退職。同年に司法本試験に合格。17年弁護士登録。(撮影:尾形文繁)

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共同通信社のカメラマンから弁護士に。神田の「町弁」として現場を駆け回る日々だ。

──そもそも司法試験を受けようと思ったきっかけは。

理系なので法律とは縁がなかった。労働組合専従になり、ストを全社的にやったり不当な退職問題に対処したりと、それなりの法律のバックアップは欠かせなかった。当時の委員長から弁護士は簡単になれるものとハッパをかけられ、専従を降りた2002年末から勉強を始めた。それと、40歳を超えて管理職になったが、デスクワークが好きでカメラマンになる人はいない。会社人生も終わったのかなと感じていた。

──勉強を始めてから弁護士になるまで15年かかりましたね。

04年から旧司法試験(〜10年)を受け始め、7回連続して択一試験で落ちた。論文試験まで行けなかった悔しさが、最後まで諦めなかった理由だ。11年からは試験制度が変わって、予備試験を受けると択一試験は5回連続で通った。論文含め15年に予備試験、翌年本試験に合格。17年に弁護士登録した。

──勉強時間はどのように?

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