41歳以上が受験者の38%、合格者の24%を占める、中高年に人気の資格だ。
[税理士…国家資格・業務独占資格]
独立開業しやすい資格として、40代以上に人気なのが税理士だ。2021年度の試験では全受験者の37.6%(1万0289人)を41歳以上が占めた。ただ、41歳以上の合格率は11.8%と狭き門。実際、3〜5年で合格すれば早いほうで、10年以上かかるのも珍しくない。科目合格制であるため、年1〜2科目ずつ攻略していくスタイルが基本だ。
壁が高いのは5科目の合格が必要だからだ。会計学に属する簿記論と財務諸表論は必須で、税法は相続税法や酒税法、消費税法など9科目から3科目を選択するが、そのうち法人税法と所得税法のどちらかは必須科目だ。
各科目の難易度も高い。例えば簿記論は日商簿記1級より難しいとの評価もあるほど。ネットスクールの桑原知之社長は「ボリュームが大きいうえ、税法科目は関連条文すべての暗記が不可欠。そうでないと解答用紙を埋められない」と語る。さらに計算問題を短時間で正確に解く力も必要だ。
最強学習法
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら