エンジニア的な知識より経営視点で考えられるかが合格のカギだ。
[ITストラテジスト…国家資格]
IT人材は企業から引っ張りだこの状態だ。ITスキルがあると、就職や転職で有利になる。それを証明するために資格の獲得を目指す人も多い。
IT系の資格や検定は多数あるが、中でも情報処理推進機構が実施する情報処理技術者試験は、ITスキルを測る国家試験として長い歴史がある。試験の種類はスキルレベルや求める能力に応じて各種あり、最低限の基本知識や技能を測る基本情報技術者試験から、後進育成ができる能力を持つレベル4の高度試験(プロジェクトマネージャ試験やシステム監査技術者試験など)まで10種類以上ある。その高度試験の中でもステータスが高いといわれているのが、ITストラテジスト試験だ。
ITストラテジストは、企業の経営戦略の段階からシステム設計に携わる上級エンジニア。企業の方向性を把握し、適切なシステムのあり方を提示できるコンサルタントのような能力が求められる。将来はCIO(最高情報責任者)など、マネジメント層として活躍するケースも少なくない。試験ではITスキルに加えて、そうした経営視点の判断力が問われる。
最強学習法
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら