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細木数子氏が進めた「終活」 養女への事業承継に腐心

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死を予期していたのか、3年ほど前から終活を進めていた。

「あんたそれじゃ地獄に落ちるわよ!」

テレビ番組で芸能人を相手に、歯に衣着せぬ物言いで人気を博した占術家の細木数子氏が2021年11月、83年の人生に幕を閉じた。

晩年は、自宅で気ままに過ごし、ひ孫と楽しそうに遊んでいたという(時事)

00年代前半には多数の番組に出演し、「視聴率女王」などともてはやされたほか、世に広めた「六星占術」の書籍はシリーズ累計の発行部数が1億部を超えるなど、細木氏が占いを背景にして築き上げた資産は数十億円にも上るとされている。

子どもがいなかった細木氏は、姪(めい)のかおり氏をかわいがり、長年にわたって後継者にならないかと誘っていた。

16年には養子縁組を行い、かおり氏を娘として迎えている。そのため相続人はかおり氏になるが、「財産が莫大なため、相続が大変なのではないか」といった報道が相次いだ。

では、相続財産として大きな不動産の状況はどうなっているのだろうか。登記簿などから見てみよう。

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