ジェネリック薬の日医工「少額増資」が呼ぶ波紋 尾を引く製造不正、飛び交う業界再編の観測

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ジェネリック薬メーカー大手・日医工が8月に医薬品卸大手と結んだ資本業務提携が波紋を広げている。

日医工とメディパルの提携に対し、業界内でさまざまな臆測が飛び交っている(編集部撮影)

特集「ファイナンス最前線」の他の記事を読む

「日医工さんの今の状況ですから。結局キャッシュが必要だったということですよ」

ジェネリック薬メーカー大手・日医工が8月に医薬品卸大手のメディパルホールディングスと結んだ資本業務提携が波紋を広げている。別の大手医薬品卸会社の幹部は、この提携を冒頭のように評価する。

メディパルホールディングスは、“医薬品4メガ卸”と呼ばれる4大卸会社の一角であるメディセオを傘下に持つ持ち株会社。今回はメディパルが第三者割当増資によって日医工の株式を引き受ける。出資比率は9.9%で、日医工にとっての筆頭株主になる。

次ページ苦境のまっただ中
関連記事
トピックボードAD