有料会員限定

中国の成功は再エネ次第 2060年より前に実質ゼロへ

印刷
A
A

石炭火力の重荷から抜け出そうと、中国はエネルギー転換に動く。

中国は風力発電を含む再生可能エネルギーを拡大している(アフロ)

特集「脱炭素サバイバル」の他の記事を読む

世界最大の二酸化炭素(CO2)排出国である中国の脱炭素化は、世界の気候変動目標を達成するために極めて重要である。中国にとって気候変動への対応は、質の高い経済成長と環境問題の解決を同時に実現する機会といえる。習近平国家主席も世界に歩調を合わせるように、脱炭素化への道筋を明らかにしている。

中国の脱炭素化への目標は短・中・長期の3つに分けられる。まず2020年までの短期だ。政府は09年11月に、GDP(国内総生産)当たりのCO2排出量を20年までに05年比40~45%削減するとの国際約束を掲げた。16年に公布した第13次5カ年計画(16〜20年の経済政策大綱)でも、20年までに同指標を15年比で18%削減するなどの目標を決めた。

次に、30年までの中期目標は、15年に国連へ提出したNDC(自国が決定する貢献)に記載したうえ、昨年12月の気候野心サミット(国連)での習主席の表明により強化された。CO2排出量のピークを30年より前とし、同年までにCO2排出量(GDP当たり)を05年比65%以上削減。さらに30年までに非化石燃料の割合を25%程度にするほか、太陽光・風力発電容量を大幅に増やす目標を掲げている。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタ国内販売幹部が交代、増える受注残に危機感
トヨタ国内販売幹部が交代、増える受注残に危機感
パナソニック「指定価格」導入に揺れる家電量販店
パナソニック「指定価格」導入に揺れる家電量販店
「カップ麺の牛乳戻し」、子どもの食生活が危機的だ
「カップ麺の牛乳戻し」、子どもの食生活が危機的だ
TSMCが触手、日本の圧倒的な「半導体技術」
TSMCが触手、日本の圧倒的な「半導体技術」
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
脱炭素サバイバル
脱炭素で伸びる会社はどこか
重工業|大黒柱の火力発電に強烈な逆風
商社|再エネ、水素事業に熱視線
インタビュー/三菱商事 電力ソリューショングループ CEO 中西勝也
鉄鋼|日本の鉄鋼業は生き残れるか
脱炭素戦略の勝算|JERA 社長 小野田 聡
脱炭素戦略の勝算|東京ガス 社長 内田高史
自動車|アップル・バイドゥも参入へ
自動車|基幹部品の外販とトラックが鍵
Part2 日本企業は変われるか|日本の強み・HVに「座礁資産」化のおそれ
脱炭素へ2兆ドルの巨額投資
2060年より前に実質ゼロへ
グリーン戦略の鍵は「水素」
「脱炭素」投資家の選択基準|GPIF
「脱炭素」 投資家の選択基準|ブラックロック
グリーンマネー3000兆円の奔流
2050年脱炭素戦略を問う|経済産業相 梶山弘志
基礎研究、用途開発とも課題山積
Part1 脱炭素で変わる世界|舵を切った日本、「独自モデル」は通用するか
知っておきたい10のキーワード
脱炭素サバイバル
水素、EVめぐり大乱戦
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内