スマホやタブレットで盛り上がったCES、日本企業の評判は…
日本の大手企業は、テレビや携帯などで韓国や米国勢に押されぎみの感があった。だが、ロボットや3D表示技術などでは、存在感を見せるベンチャー企業もあった。
筑波市のサイバーダイン社はロボットスーツを披露。大いに受けていた。このロボットスーツを装着すれば、歩行困難な高齢者や障害者が歩けるなど、身体機能を支援。人間が筋肉を動かすとき、脳から神経信号が筋肉に伝わる。その際の電位信号を皮膚表面に貼り付けたセンサーで読み取り、装着者の筋肉と一体で装着したロボットスーツが動く仕組み。また、災害時の救出作業にサイバーダインのスーツを装着すれば、重いものや人を軽々と運べる。
また、川崎市のバートン社はレーザーを使った3Dディスプレーで注目を集めていた。非常時や災害時に空中に避難指示を出す用途や、空中での広告表示などへ応用できる。
来年のCESは、12年1月10日から13日にラスベガスで開催される。日本の有力企業が再び話題の中心に返り咲くことを期待したいものだ。
(Ayako Jacobsson =東洋経済オンライン)
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