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 しかし、すべてのマスコミに将来性を感じているわけではない。9位フジテレビジョン(前年6位)、28位日本放送協会(NHK、前年22位)、33位テレビ朝日(前年13位)など、マスコミの中でも高い人気を得ていたテレビ局が、そろって順位を下げている。

「インターネットの台頭により、若者のテレビ離れが進んでいる」というコメントからも、自身のライフスタイル変化から、将来に不安を感じている様子がうかがえる。同様の傾向は、新聞各社にも見られる。87位読売新聞社(前年53位)、89位朝日新聞社(前年44位)など前年から大きく順位を下げた。

「新聞の必要性をあまり感じない」「情報を得るのに、新聞というメディアに頼らなくても可能」といった意見が聞かれた。ネット動画やSNSによる情報収集など、新しいメディアへの期待が、従来のメディアを凌駕しているのかもしれない。

7位の資生堂(前年11位)は、女子から高い人気を得ているのが特徴。女性社員の定着率の高さなど、働きやすさを理由に挙げる学生も多い。また中国を中心に、アジアでの高いブランド力も魅力なのだろう。

8位は、野村証券(前年9位)。前年は、金融の中でもメガバンクに人気が集中する傾向があったが、今回は10位に日本生命保険(前年25位)が入るなど、金融各分野のトップ企業に人気が分散している。コメントを見ても野村証券では、「日本でトップという地位に甘んじることなく、今後は世界で戦うという戦略に魅力を感じた」、日本生命でも、「日本最大級の資産運用という規模の大きさに驚いた」といった声があるなど、各分野のトップ企業がPRする強みに、魅力を感じたようだ。

■次ページ以降にランキング表
1~20位 …4ページ
21位~  …5ページ
61位~  …6ページ
101位~ …7ページ
141位~ …8ページ
181位~ …9ページ
221位~ …10ページ
261位~ …11ページ

なお、週刊東洋経済2011年1月15日号では、業種、大学別、企業イメージ別に分析したランキングも掲載している。こちらも参考いただきたい。

(文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所:木下祐一、平野恵子/週刊東洋経済編集部:宇都宮徹)

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