有料会員限定

宝石名で細かく“格付け"、知られざる郵便局員の序列 最上位は「ブルーダイヤモンド」

✎ 1〜 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

営業成績上位に入ればダイヤの入ったバッジに商品券、海外旅行も。

格付け基準や副賞を記した日本郵便の内部資料(2019年5月時点)

特集「かんぽの闇・金融商品の罠」の他の記事を読む

保険を販売する全国の郵便局員は、販売実績に基づいた自分の順位(日々更新)を社内システムで確認できる。

局員は2つに分類される。外回りが主体の金融渉外担当と、内勤主体の窓口担当だ。その中で特に高い実績を上げる局員らは「宝石名」で格付けされている。最高位は「ブルーダイヤモンド優績者」で、渉外の場合、年間の保険の販売実績が1100万円以上で、かつ、募集品質が高い局員が対象だ。認定枠数は全国でわずか10人しかなく、2018年度は8人が選ばれた。

イノッチと一緒に撮影

金融渉外担当が対象の「ダイヤモンド」は同28人。同じく「ゴールド」は199人だった。窓口担当にも同様に、販売実績に応じて「スタールビー」「ルビー」「パール」の格付けがある。ここに「募集品質優績者」(販売実績は基準に満たないが募集品質基準を満たす局員)を加えた優績者を、かんぽ生命や日本郵便では「かんぽ営業最高優績者」と呼ぶ。最高優績者は、インストラクターや支社長などへの出世の道が開ける。一方、優績者に選ばれず、営業実績だけがいい人は、さげすむように「高実績者」と言われるという。

関連記事
トピックボードAD