営業成績上位に入ればダイヤの入ったバッジに商品券、海外旅行も。
保険を販売する全国の郵便局員は、販売実績に基づいた自分の順位(日々更新)を社内システムで確認できる。
局員は2つに分類される。外回りが主体の金融渉外担当と、内勤主体の窓口担当だ。その中で特に高い実績を上げる局員らは「宝石名」で格付けされている。最高位は「ブルーダイヤモンド優績者」で、渉外の場合、年間の保険の販売実績が1100万円以上で、かつ、募集品質が高い局員が対象だ。認定枠数は全国でわずか10人しかなく、2018年度は8人が選ばれた。
イノッチと一緒に撮影
金融渉外担当が対象の「ダイヤモンド」は同28人。同じく「ゴールド」は199人だった。窓口担当にも同様に、販売実績に応じて「スタールビー」「ルビー」「パール」の格付けがある。ここに「募集品質優績者」(販売実績は基準に満たないが募集品質基準を満たす局員)を加えた優績者を、かんぽ生命や日本郵便では「かんぽ営業最高優績者」と呼ぶ。最高優績者は、インストラクターや支社長などへの出世の道が開ける。一方、優績者に選ばれず、営業実績だけがいい人は、さげすむように「高実績者」と言われるという。
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