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新しい中学入試形態が増加中、レゴやプログラミングで判定 中学入試に備える|もはや国算理社だけではない

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従来の2科、4科入試と何が違うのか。各校の導入の狙いを取材した。

レゴを使った「ものづくり思考力入試」をはじめ、「思考力入試」を実施する聖学院中学校。「男子は言葉で表現するのが苦手な子も多い。そういった子どもも評価できる」(児浦良裕・広報部部長)

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従来、中学受験といえば算数、国語をはじめとした2科、4科入試の対策をしていればよかった。しかし最近の入試はそれだけにとどまらない。思考力入試やプログラミング入試といった新しいタイプの入試を導入する中学校が増えているのだ。

背景には、中学・高校での授業や大学入試が、生徒の主体性や協働性、また思考力・判断力・表現力を育成し、評価する方向へと舵を切っていることがある。そうした資質を持った子どもを入学段階で確保することが狙いだ。

聖学院中学校も、2013年度入試から思考力入試をスタート。現在はものづくり思考力入試、M型思考力入試、難関思考力入試の3つの思考力入試を実施している。児浦良裕・広報部部長は、「一般入試では合格ラインぎりぎりの子どもの中には、思考力や創造性、協働性が高く、入学後に大きく伸びる子が少なくない。そういう子をきちんと評価できる入試を設けたかった」と説明する。

自らの考えをレゴで表現

ものづくり思考力入試では、社会課題に関する解決策をレゴブロックと文章で表現する問題が出題される。問題に取り組んだ後は、4人1組のグループになり、それぞれがどんな意図でそのレゴ作品を作ったかを説明。そのうえで子どもたちは、「ほかの子どもの説明を聞いて、新たに気づいたこと」や「もう1回作り直すとしたら、どこを改善したいか」を紙に書き込んでいく。つまりこの入試では、レゴを用いた創造的思考力や、他者の言葉を聞きながら自分の思考を深めていける力などを見ようとしているわけだ。

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