成熟市場の中で急成長を続けるコーチング付きの英語スクール。英語学習法に革命を巻き起こしている。
「学習内容が明確だったことと、徹底的に管理されたことがよかった」。都内の金融系企業に勤める30代の男性は、コーチング付きの英語スクールで学んだ2カ月間をこう振り返る。
男性は受講期間中、提案された学習プランに沿って1日3時間、休日は7時間を勉強に費やした。平日朝5時に起き、家族を起こさないよう風呂場で英語を音読。通勤時間も昼休みも学習に充てた。
そんな努力が実ってTOEICのスコアは200点以上伸び、760点を獲得。これに後押しされ、中堅証券会社から、現在の大手銀行への転職に成功した。「35万円近く払ったが、それ以上に年収が上がった。何より海外勤務の可能性が出てきたことがうれしい」。
注目のコーチング塾、言語の理論がベースに
最近こうしたコーチング付きの英語スクールに注目が集まっている。異業種からの参入が相次ぎ、「コーチング塾」などとひとくくりにされるが、つぶさに見ると各校ならではの特徴がある。
大学受験予備校の恵学社が立ち上げたイングリッシュカンパニー代表の岡健作氏は、「最も大事にしているのは課題の発見」と話す。
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