最大の課題は、英語を使う「環境づくり」ではなく「挫折防止」だ。コーチング塾3社のトップと2人の専門家のアドバイス。
今の知識を駆使して英会話に挑もう
最近の英語学習の傾向は、シニア層のニーズが高まっていることだ。昔は海外旅行のために学習しようとするシニアが少しいたくらいだが、今は東京五輪で観光ボランティアをやりたいといった、インバウンド関連の学習ニーズが急速に強まっている。
完璧にしてからの発想はダメ
では、英語学習を継続できる人と、そうでない人の違いは何か。1つは、「観光ガイドをやりたい」「仕事で使いたい」といった明確な目標を持っているか。さらに長いスパンで見ると、英語学習を楽しめているかも重要だ。洋画や英語雑誌など趣味と学習を合わせるのもよい。継続するには通勤電車で単語帳を読むなど、生活のシーンに合わせて学習法を工夫したい。
英語力向上には、現時点の最大限の英語力で外国人とのコミュニケーションを図ることが欠かせない。日本人はつい、英語を完璧にしてから外国人と話そうなどと考えてしまいがちだが、その発想ではダメだ。今の知識を駆使すれば、誰でもそれなりに話したり書いたりといったアウトプットはできる。そのうえで単語や発音など、自分が感じた課題に取り組めばよい。アウトプットを考慮しない、インプットのための英語学習は長続きしにくいものだ。
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