企業のグローバル化に伴い、今やビジネスパーソンに欠かせない能力が英語力だ。ビジネス分野の英語に特化したTOEICの勉強を続ければ、仕事で使える英語力が身に付きやすい。
まずはTOEICの試験内容を見てみよう。TOEICには「聞く、読む」の能力を図る「Listening & Reading(LR)テスト」と、「話す、書く」の能力を図る「Speaking & Writing(SW)テスト」がある。就職や転職で点数が求められるのは、主にLRテストのほうだ。
LRテストにはリスニングセクションとリーディングセクションがある。リスニングは100問を約45分、リーディングは100問を75分で解く。計200問を約2時間、1問当たり平均36秒で解くため迅速な処理能力が求められる。「慣れない人にとっては、2時間続けて集中するのは大変」(神田外語大学の神崎正哉准教授)だ。

リスニングは4つのパートに分かれており、それぞれ会話や説明文を聞き取る。リーディングでは文法や語彙が問われたり、メール文や広告の文章を読み解いたりする。2つのセクションを合わせた点数がテストスコアだ。
国内受験者の平均スコアは517点(2017年)で、395点以上445点未満が最も多い。おおよそ上位10分の1が800点以上、5分の1が700点以上となっている。

人事評価にも影響 研修、受験料の補助も
TOEICを国内で運営する国際ビジネスコミュニケーション協会によると、730点以上の取得者は「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」とされている。海外の提携先との会議、電話での打ち合わせ、外国人社員とのメールでのやり取りなど、海外部門を中心に英語が必要な場面は多い。そうした職場で、「英語を活用できる」と認識される目安が700点以上となる。
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