およそ2000ページある『会社四季報』(四季報)を毎号読み通すことを、この四半世紀やってきた。すべてのページを毎号読み切るたびに、いつも新しい驚きや感動があった。そんな驚きや感動とともに、将来有望な銘柄が目に飛び込んでくることもしばしばだ。
株価が10倍になる銘柄を指す「テンバガー」(ten-bagger)という言葉がある。これは、株式投資家のための不朽の名作と言われる『ピーター・リンチの株で勝つ』で紹介された言葉だ。そんな株をどう探すか。四季報を読み込むことで、このテンバガー予備軍となる銘柄を見つけることができると断言しよう。
ここでは、私が四季報を読破して導き出した、テンバガーを見つけるための四つのポイントを紹介する。それは、①増収率が高い=4年で売上高が2倍、②売上高営業利益率が10%以上、③オーナー企業、④上場から5年以内、だ。
売り上げ増こそ利益増 営業利益とペアで見る
テンバガー銘柄探しで、筆者が最も重視しているのが「急成長」であることだ。成長とは売上高の伸び=増収率であり、増収率が20%以上であれば、「急成長」だ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待