独自の技術やビジネスモデルで存在感を示す会社がある。
朝日インテック|カテーテル治療に不可欠 国内シェア7割の技術力
心臓の血管がコレステロールなどで詰まると、狭心症や心筋梗塞といった生命にかかわる重大な病気が起きる。
その際、胸を開く手術をするのではなく、カテーテルと呼ぶ2ミリメートルほどの細い管を使い、血管を広げる器具を心臓に送り込むのがカテーテル治療だ。開胸手術に比べて身体的負担が小さく、入院日数が短くなるメリットがある。
カテーテル治療ではガイドワイヤという細い針金を使い、手首や太ももの付け根から、血管が詰まった部分にステントという器具を送り込む。筒状のステントを置くことによって、血管を広げ血流が改善される仕組みだ。
朝日インテックは、そのガイドワイヤにおいて日本でシェア1位。特に完全に血管が詰まって硬くなっているCTOという重い症状の手術向けガイドワイヤでは、日本でも海外でも独占状態だ。
強みは医師の指先の動きを、ワイヤの動きに忠実に反映できる特殊な技術。心臓医の指の微妙な動きがそのまま伝わり、ワイヤの先端が患部に到達する。
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