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「 素顔」の自衛隊を語る 現役&OB 自衛官 座談会

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自衛官という職業は特別だ。平和を維持するために、武器を手に訓練に明け暮れる日々はどんなものか。現役&OB自衛官が語る素顔の自衛隊とは? 

(取材を基に座談会形式で構成した)

[参加者]A 陸自 佐官 B 陸自 佐官 C 元陸自 尉官 D 元海自 佐官

──自衛隊といえばやはり武器に代表される装備品についてお尋ねしたい。

A(陸自) 装備に関していえば、陸海空の予算配分が硬直化していることが大問題。必要とされる軍備はどんどん変わっていく。中国の脅威に対抗するのは海自と空自であって、陸自ができることは限られる。それなのにいまだに戦車の開発をして配備を進めている。

B(陸自) 自衛隊が戦車を使って戦闘するかといえば、たぶんない。しかしいったん戦車部隊を廃止してしまうと、戦略環境が変わったときに困る。自前で戦車を造れなくなるし、部隊も運用できなくなる。毎年、静岡県の東富士演習場で行われる「総合火力演習」では戦車が大活躍するが、これは「伝統芸能」といったところかな(笑)。

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