[陸]島嶼防衛のために新兵器投入
陸上自衛隊が新たに17機を導入するV-22「オスプレイ」は、滑走路を必要としない離着陸や空中静止というヘリコプターの長所と、固定翼機の長所を併せ持つティルトローター輸送機だ。
V-22の最大速度は同規模のヘリコプターCH-46のほぼ倍となる時速565kmに達する。また最大航続距離もCH-46の1110kmに対し3590kmと3倍以上長い。主な用途は島嶼(とうしょ)部などへの侵攻に対処するための人員や装備品の輸送だが、大規模災害時の救援など、非軍事作戦での活用も期待されている。
ゲリラ対策にも活用、16式機動戦車
16式機動戦闘車は島嶼部に対する侵略や、突発的に発生するゲリラ・コマンドによる攻撃といった事態に対処することを目的に開発された装甲車だ。
長距離移動の際にトレーラーや鉄道による輸送が必要となる戦車と異なり、装輪(タイヤ)式の機動戦闘車である16式は、自力で高速道路や一般道路を走行できる。武装は陸上自衛隊が40年以上にわたって運用してきた74式戦車と同じ105mm砲を搭載しており、周辺諸国の保有するほとんどの装甲車両を撃破できる。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら