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対談「STEMが開く教育の地平線」 長谷川敦弥LITALICO社長×成毛眞

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(撮影:梅谷秀司)

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LITALICO(リタリコ)ワンダーを約1時間見学した成毛眞氏は、「面白かった! これはいいね」と大興奮。見学後にリタリコの長谷川敦弥社長に会い、激変する教育の今について語り合った。

成毛(以下、成) 教育というと正解を子どもに教え込むイメージですが、この教室は違いますね。

長谷川(以下、長) ロボットやプログラミングをやっていると、親子関係がいい方向に変わることが少なくありません。いわゆる勉強だと、基本的に親のほうができる。だからつい子どもに、「どうしてできないんだ、もっと頑張れ」と言って、上から見下ろす構図になりがちです。

でもテクノロジーの分野では、自分ができないことをやってのける子を親が尊重するようになり、人と人として対等に向き合う関係が始まります。そうなると子どもは、自分で考えて主体的に人生を選択するようになります。

LITALICO社長 長谷川敦弥
はせがわ・あつみ / 1985年岐阜県生まれ。名古屋大理学部卒。IT系ベンチャー企業などを経て2008年にLITALICOに入社、09年から現職。社名の由来は「利他、利己」。(撮影:梅谷秀司)

 教育という言葉をもう変えるべきなのかもしれません。教え込むのではなく、子どもから個性や才能を引き出すようにならなければ。教室と呼ぶのもやめて、学習の場、略して学場(がくば)とかね。

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