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28歳イメージして子に何をさせるか考えよう [INTERVIEW]品川女子学院校長・漆紫穂子

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品川女子学院は自立した女性を育てることを主眼にした中高一貫教育で知られる。就活市場でも注目度の高い「品女ガールズ」は、どのように育くまれるのか。漆紫穂子校長に聞いた。

品川女子学院 校長 漆 紫穂子
うるし・しほこ / 早稲田大学国語国文学専攻科修了。他校の国語教師を経て、曾祖母が創立した品川女子学院の第6代校長。(撮影:梅谷秀司)

特集「「食える子」を育てる」の他の記事を読む

──創立以来、社会で活躍する女性を育てることを理念としています。

理念は一貫して変わらないが、表面にある部分は、未来から逆算して変えていく必要がある。

今、非常に意識している世の中の変化は、人工知能(AI)の普及だ。東京大学の松尾豊特任准教授に私自身の勉強として会ったり、天才プログラマーと名高い清水亮さん(UEI社長)と対談させていただいたりした中で、「いずれAIに代替される能力を身に付けても仕方ない」と痛切に思うようになった。ディープラーニング(深層学習)の普及に対しては、近い将来語学すら不要になるのではと危惧を抱くほどだ。

そうした未来から逆算すると、今の子どもにとってより重要な能力は、テストの点数で測れる認知能力ではない。意欲や共感力といった非認知能力だ。そうした能力がどんな環境で育まれるかは(米国で1960年代に実施された)「ペリー就学前計画」が有名だが、日本でも「うそをつかない」「人に親切にする」といったことを子ども時代に学んだ人のほうが、年収が高いとの研究がある。

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