有料会員限定

中学受験も大変貌、入試問題に変化の波 知識や解法テクニックだけではもう勝てない

印刷
A
A
中学受験のため小学生時代から塾に通う例が多い

特集「「食える子」を育てる」の他の記事を読む

2月に入り、中学入試もヤマ場を迎えている。私立中学では難関校から中堅校まで、各地で連日、試験が行われている。

首都圏では2000年代前半、家庭の所得の増加やゆとり教育への危機感から、私立中学を受験する小学生の割合が右肩上がりに増えた。しかし08年のリーマンショックをきっかけに、私立中学受験ブームは沈静化している。

家庭の経済環境悪化に加え、同年の学習指導要領改訂で「脱ゆとり」が図られたことで「わざわざ私立中学に進学させなくてもいい」と考えた親が少なからずいたようだ。中下位ランクの中学には、受験者数が3~4割減った学校もある。00年代半ば以降は、中学の3年間は授業料がかからない公立中高一貫校の人気も高まっている。

ただ16年度、受験率は上昇に転じた。受験者数の減少に歯止めをかけるため、私立中学の側がさまざまな工夫を凝らしてきたのだ。近年特徴的なのは英語入試を課す中学。首都圏模試センターによれば17年、首都圏で英語入試を課す私立中学は94校と、16年の63校から大幅に増えた。海外在住経験のある子どもを中心に人気を集める。筆記試験が主流だが、今後は英会話の試験を課したり、英検など外部試験を活用したりする学校も増えそうだ。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
「食える子」を育てる
大谷翔平、萩野公介、石川佳純の育ち方
[INTERVIEW]花まる学習会代表・高濱正伸
おカネで解決から助かる高齢者まで
教育ビジネス興隆の一方で社会問題化
水泳、サッカー、ダンス…何の役に立つ?
学力だけでは人生にとって十分ではない
小学5年生、不動の1位はスポーツ
開成・灘卒業生の追跡調査でわかった
知識や解法テクニックだけではもう勝てない
[INTERVIEW]鳥飼玖美子・立教大名誉教授
「1年でも早く始めるべき」というのは本当か
[INTERVIEW]夏野剛、藻谷浩介
[INTERVIEW]品川女子学院校長・漆紫穂子
子どもの関心と予算に合う教室を探そう!
ゲーム習慣と子どもの成長に負の相関はあるが
[INTERVIEW]民間学校代表・竹内薫
英語でロボット操作、学習塾も理科実験
長谷川敦弥LITALICO社長×成毛眞
思わず「子どもってスゲェな~」
カギを握るのは2極化する高校
21世紀に変貌する読み・書き・そろばん
[INTERVIEW]一条高校校長・藤原和博
「食える子」を育てる
21世紀の読み・書き・そろばん
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内