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気を付けたい日本人ビジネスマンの痛い英語 同時通訳者が実際に見た間違えやすい失敗

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外国人とのビジネスで、日本人はどこまで英語を使えているのか。多くの現場を見てきた、同時通訳者たちが語り尽くす。

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──英語を使ったビジネスで、日本人がしがちな失敗は?

青島 結論を最初に言ってほしい。日本語は主語や目的語が欠落しており、同じ発想で英語を話すから伝わらなくなる。「日本の景気はどうですか?」と聞かれると、背景情報から説明してしまいがち。あと多いのが、似た単語を言い間違える人。会話の中で visible を visual と言い続けるなど、注意力が足りない。

橋本 日本人は時制や複数・単数が苦手。英語が8割程度できるメーカーのIR担当者が、投資家に英語で説明を始めたら、すぐに相手がうずうずしだした。日本語なら業績動向を完璧に説明できても、英語では業績がよくなるのか、よくなると思うのか、よくなる兆しがあるのか、細かいニュアンスが出せない。英語はちょっとの違いを聞き取る言葉。「I like cats」が「I like a cat」になるだけでも意味が変わる。

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