TOEICを実施するのが国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)だ。同協会で、企業や学校向けの団体特別受験制度などを担当するIP事業本部の永井聡一郎・IP普及ユニットマネージャーが、新TOEICの狙いや企業の英語教育の動向について語った。
平均スコアは変化なし
新TOEICを一言で言うと、より現実に即したオーセンティック(確か)なものになった。過去10年間でビジネスのコミュニケーション方法が変わっており、それをテストに反映させた格好だ。
テストを制作する米ETS(Educational Testing Service)によると、全体の量は変えていない。ただリーディング問題について「今まで5〜10分余っていた時間がなくなった」「問題に読み応えがあり負荷がかかった」との声は聞いている。文脈の前後関係を読み込まないと解けない問題になったことが背景にある。逆に「文脈を理解すれば素直に解ける問題が増えた」という感想もある。単語の前後を読んで当たりをつける小手先のテクニックで解いてきた人にとっては、厳しくなっているかもしれない。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら