有料会員限定

副業するなら押さえたい法律・規則のQ&A ビジネスパーソンのための身を守る副業知識

✎ 1〜 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 最新
拡大
縮小

副業はしたいけど、会社にバレることが怖いので踏み切れない──。そう考える人も多いのでは。

そもそも会社は副業を禁じているのか、それはなぜなのか。副業に関する法律や規則をめぐる基礎知識について、企業の労務問題に詳しい大山滋郎弁護士に解説してもらった。

弁護士 大山滋郎
おおやま・じろう●企業の法務部門に15年間在職した後、横浜で独立。労働問題など企業の法律実務に詳しい。NY州弁護士。

特集「会社公認 副業のススメ」の他の記事を読む

Q1 副業は法律で 禁じられているか

会社員が副業をすることは禁じられていると誤解している人はたくさんいます。何となく会社に対する裏切り行為のように思われるのかもしれません。

しかし、そもそも憲法では「職業選択の自由」が認められています。副業という仕事を行うことを、理由なく禁じることはできないのです。

実際、法律では公務員に関すること以外で副業を禁じる規定はありません。少なくとも副業を行うことは法律違反ではないのです。

その一方、多くの会社では就業規則で副業が禁止されています。

Q2 就業規則って何? 副業禁止できるか

就業規則とは、会社と従業員の労働契約の内容を規定したものです。したがって、そこに副業の禁止が書かれている場合、会社と従業員の契約では副業しないことを約束したことになります。その意味で、就業規則においては副業を禁じることができるのです。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
会社公認 副業のススメ
副業をバネに次の人生へステップアップ
月収20万円超は8000人に1人という現実
会社公認の人も、会社に知られたくない人も
名刺、資格、仕事場に各種業務支援アプリ
著作権法違反、公務員法違反などのトラブルも
ビジネスパーソンのための身を守る副業知識
書き込めばわかる、自分の適性にあった副業
2つ目のキャリアにつながる副業はどれだ
『ぼく、オタリーマン。』作者よしたにが語る
『最強の働き方』著者ムーギー・キムが指南
「多様性を認めねば優秀な人が来ない」の声も
対談 ロート製薬山田会長×柳川東大教授
これは自由な働き方なのか、労働者の搾取か
隣の人はここまでやってる「僕らの副業体験」
常見陽平が聞く、副業に懸けた男の理想と現実
人生を1つの会社に預ける時代は過ぎ去った
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内