有料会員限定

「一貫した企業文化が成長を生む」 気鋭の経営学者が語る、最先端の競争戦略

印刷
A
A

リタ・マグレイス 米ニューヨーク・コロンビア大学ビジネススクール教授

企業間競争が激化する中、時代は「持続的競争優位」から「一時的競争優位」へ。高成長の秘訣は「安定したリーダーシップと、一貫した企業文化」──。「世界の経営思想家トップ50」で6位に選ばれたリタ・マグレイス教授が、最新の競争戦略を語る。

Rita Gunther McGrath●ITディレクター、2回の起業などを経て1993年から現職。専門は経営戦略とイノベーション。2011年、13年に「世界の経営思想家トップ50」に選出。(copyright Jeff Weiner Photography)

特集「経営学の教科書」の他の記事を読む

──著書『競争優位の終焉』では、デジタル化とグローバル化に伴う競争激化により、企業はもはや優位を持続できないと書かれています。

競争戦略論は1960年代に始まり、80年代に定着した。もともとは工業経済学から派生しており、「魅力的な産業で魅力的なポジショニングを行えば、高い参入障壁の下でポジションを守れる」というものだ。

だが、グローバル化や参入障壁の低下によって、企業は競争優位を保てなくなっている。「持続的競争優位」ではなく、「一時的競争優位」を重ねて成長につなげる戦略を取らざるをえなくなっているのだ。変化が遅かった石油・ガス業界でさえも、シェール革命によって同様の事態に追い込まれている。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
任天堂Switchが「6年目でもまだまだ売れる」根拠
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「漬物」を食べる人が知らない超残念な真実
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
経営学の教科書
主張を明確に伝える
(2)数字力 文系にも必須スキル
(2)数字力 文系にも必須スキル
2.差をつけるビジネススキル ビジネスパーソンの基礎力
[講義11 起業]
[講義10 マーケティング]
CASE STUDY 4 M&A
[講義9 M&A]
気鋭の経営学者が語る、最先端の競争戦略
日本は置き去りにされている
[講義8 採用学]
[講義7 組織論]
責任も高まる
CASE STUDY 3 ガバナンス
[講義6 ガバナンス]
[講義5 ネットワーク理論]
[講義4 国際化戦略]
CASE STUDY 2 イノベーション
日本型経営を問う2
[講義3 イノベーション]
[講義2 ビジネスモデル]
日本型経営を問う1
CASE STUDY 1 競争戦略
1.世界の経営学の新常識 [講義1 競争戦略]
たった1日でわかる 誌上ビジネススクール
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内