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続々建設! 巨大施設の全貌 物流大激突

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ネット通販、小売り、メーカー…各企業が競争力強化のカギを握る物流へ投資を加速している。単純な効率化だけでなく、付加価値化も求められる中、厳しい戦いを勝ち抜くのは一体誰なのか。

(本誌:石川正樹、山田泰弘、冨岡 耕、田嶌ななみ、渡辺拓未、水落隆博、田野真由佳、冨田頌子、渡辺清治、中島順一郎)

続々建設! 巨大施設の全貌

2015年は東京ドーム43個分──。物流業界では今、巨大物流センター(施設)が空前の建設ラッシュだ。年内に竣工する大型施設の延べ床面積は合計で204万平方メートルにも上り、過去最高となる。来年以降の竣工を予定するプロジェクトも数多く、16年も186万平方メートルと高水準が続く見通しだ。

建設の中心地は消費者の多い首都圏と関西圏(図表1)。特に首都圏での建設ラッシュはすさまじく、都心に近い湾岸エリアと、開発コストが安く首都圏へのアクセスも向上している圏央道沿いに続々と施設が誕生している。

[図表1]
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(図版作成:中井 涼)

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神奈川県座間市。圏央道と東名高速道路に近い、日産自動車の工場跡地では今、最新型の大型物流施設「GLP座間」が7月の竣工を目前に控えている。延べ床面積13.1万平方メートルと今年竣工する施設の中では2番目に大きい。シンガポールの物流施設大手、グローバル・ロジスティック・プロパティーズが209億円を投じた超大型物流センターだ。

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