アラサーのための戦略的「人生相談」--会社を辞めるかどうか、悩んでいます
1つ目は、「なぜならカネが欲しいから」給料がいい仕事を選ぶ。2番目に、「なぜなら、その仕事が面白いから」選ぶ。ただ、給料が悪くて、面白くもないんだけど、それでもやるべき仕事もある。それが、3つ目の社会の役に立つ仕事です。ほとんどの人にとって、この3つが職業選択のモチベーションではないでしょうか。
ただ、この3つの条件を満たすのは難しい。世の中そんなに甘くありません。そうすると、この3つの中でプライオリティをつけてものを考えないといけないでしょう。
学生の時点で、仕事のことなんかわかるわけがありません。結婚していない人が結婚がわからないのと同じです。結婚をして初めてわかることってものすごく多いですよ。
学生時代にはとにかくボールを蹴ることに熱中していたので、「どの職業が世の中のためになるか」なんてことはわからなかったので、そこそこ給料が高くて、そこそこ面白そうな広告代理店から、まず始めることにしたわけです。
だからまったく永住の地とも思っていなかったし、むしろ僕にはサラリーマン自体が向いていないという自覚がありました。
何しろ中学、高校のときから、先輩によく意見していたし、納得できないことは絶対やらなかった。そんな奴は、日本の組織の中では浮くことは目に見えていました(笑)。ですので、最初の会社にはとりあえず5年ぐらいいて、その間に「自分にとって仕事とは何か」「世の中で役に立つとはどういうことか」について考えてみたいなと思っていました。
スポーツビジネスとの出会い
最初は、新聞の担当でしたが、いったん仕事のパターンを覚えてしまえば、それまでは5時間くらいかかっていた仕事が1時間くらいで終わってしまう。でも、仕事が終わるのが早いと、「お前は仕事に心がこもってない」なんてしかられたりして……(笑)。