東京六大学・体育会学生専門の合同就職説明会に全学生の3分の1が参加、体育会の魅力は人脈と組織運営経験

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また、金融関係の企業は「リクナビやマイコミなどが主催する説明会に参加するのは、広告宣伝効果を狙ってのこと。しかし、今日のイベントは学生を採用するために参加している。出展費用は安くないが、それに見合った成果が期待できる」という。

企業の体育会学生への評価は高く、会場では「昨年の新卒採用の半分は体育会出身者だった」(製薬会社)、「体育会学生は、1つのことに打ち込んでいるので、自信を持っている」(商社)「目標を持って学生生活を送ったことを評価する」(製薬)、「同期の中でリーダーシップを発揮してくれることが多い」(金融)といった声が聞かれた。

企業が体育会学生の体力と気力に期待しているのは当然だが、それだけではない。企業が期待するは、人脈と組織運営経験だ。

体育会では先輩、同期、後輩などとのつながりが強いが、こうした関係が就職した後で活きてくる。六大学の体育会であれば、部の歴史は古く、創部100年を超える部もある。体育会学生は多くの企業や団体に人脈があるので、それをビジネスに活かすことができるのだ。

また、アスリートプランニングの金田良典取締役は「大きな体育会ならば億円単位の予算を扱う。体育会学生はクラブ運営を通じて企業組織を疑似体験している」という。
体育会学生は企業に入って組織人となっても、とまどうことがないというわけだ。

アスリートプランニングでは、来年2月6日にも東京六大学就職リーグを開催。また、関西では関学、関西、同志社、立命館の4大学に京都、大阪、神戸の国立大を加えた関西7大学就職リーグを12月12日に大阪梅田にて開催する予定だ。

(東洋経済HRオンライン編集長 田宮寛之)

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