11月30日に行われたジャパンカップは豪華メンバーだったが、なかなか印象的なレースだった。3連覇を目指したジェンティルドンナには着実に衰えが来ていて、スロー気味の展開の中早めに直線抜けだしかかったが、去年、一昨年のジェンティルではなかった。馬も、政権も、相場も、ピークと衰えを見極めることが大事だと思った。
加えて言うと、前日雨が降って微妙にソフトな府中の馬場は、切れ味を持ち味とするディープ牝馬に合わなかったように思う。4着のジェンティルドンナ、5着のハープスターもディープ産駒だ。
勝ったエピファネイアは、良いポジションを取りに行きながらも、道中掛かりそうな馬を抑え、直線で弾けさせたスミヨン騎手の好騎乗が光った。トップが変われば会社が変わるように、騎手が変われば馬が変わる。二世が多く、競争の甘い何やら日本の政治の世界にも似たJRA騎手よりも、外国人あるいは多くのレースで揉まれてハングリーな地方出身騎手の方が明らかにうまい。そういえば、わが国の首相も二世だけど、大丈夫か?
チャンピオンズカップの本命は、ホッコータルマエで
さて、レース名称と開催コースが変わり、今一つ馴染み感と有難味の感じられないGⅠだが、今週のチャンピオンズカップは、要は「ジャパンカップ・ダート」だ。本格的なGⅠだから地力が必要だが、中京の1800mなので、左回りが得意で、先行できるる馬が有利だ。
本命は地力があるホッコータルマエに期待する。前々走海外遠征の大敗と前走が冴えないが、実績はナンバーワンだし、ここに調子を合わせて来ると見る。
馬券的には本命とほぼ同格の扱いで対抗としてコパノリッキーを採る。先行出来る脚質は中京向きだし、今年本格化した4歳馬なので勢いがある。
単穴にはスピードのあるベストウォーリア。距離が長い可能性があるが、左利きのコース適性と、1400メートルのレコードタイムが不気味だ。
以下、クリソライト、グレープブランデー、インカンテーションを押さえる。
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