ことばと思考 今井むつみ著
人はことばを通して世界を見たり、物事を考えたりする。ではその「ことば」は日常的な思考に対しどのような働きをし、知性の形成にどのようにかかわっているのだろうか。そして異なる言語を話す外国人と日本人との間では、認識や思考のあり方は異なるのだろうか。
さらに、ことばの学習が子どもの知識や思考の仕方をどのように変えるのか、ことばの存在や使い方がモノの知覚の仕方、記憶、推論や意思決定にどのような影響を与えるのかといった疑問にも、数々の調査や実験データを挙げ、科学的な視点から迫る。認知心理学・発達心理学の専門家が言語と思考のかかわりについて、さまざまな観点から考察する。
岩波新書 840円
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