もちろん、次のような声もありました。
・スマホのゲームをずっとしている。宿題をすぐにしなくなった。忘れ物が増えた。プリントも出さない。提出を忘れ、塾も遅刻。ゲーム以外の意欲が低下しているようにみえる。
・集中力がなくなり、驚くほど勉強をしなくなった。
・毎日時間切れになるまでスマホを使用しており、明らかに勉強時間が減少しています。
親が一方的に不安やイライラ状態になっている?
ただ、「学力が低下しているようにみえる」「スマホをやっていること自体が気になる」といった漠然とした記述も多く、直接的にスマホによって学力が下がったかどうかはなんともわかりません。
前記したように、成績が下がったという回答割合が予想するほどには多くないことも考えると、子どもがスマホを使用する場面を見ることで、単に親が一方的に不安やイライラ状態になっている可能性もあります。
もちろん、一定数の子どもはスマホを長時間使用することで、生活面で影響が出ることや、学業に影響が出ることもあります。そのような事態にならないためにも、明確なルールを決めて実行することも必要だと考えています。
そこで、明確なルール決めの3つのポイントについてご紹介します。
【1.ルールの設定】
通常は親が一方的にルールを決めることが少なくありません。しかし、その場合、一旦問題が起こると子どもはルールを作った親の責任にすることがあります。ですから、ルールを決めるときは、次の手順を踏んでみてください。
(2) 次に、親の考えを伝える。その際、なぜそのようなルール(1日1時間など)にしたいのか、親側の理由を明確に伝える。
(3) 親子で認識ギャップがある場合、 話し合いで着地点を作っていく。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら