「SNSを使う人」は要注意!3大利点と重大NG1つ SNSに振り回されない「上手なアウトプット」

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最後にSNSでNGにしていることを紹介しよう。それは「決してマウンティングをしないこと」である。

【重大NG】決して「マウンティング」をしない

「マウンティング」というのはもともと、「サルや犬などが仲間の背中におおいかぶさり、後ろからまたがること」をいう。つまり、「相手の優位に立とうとする行為」のことだ。人間なのにマウンティングしたがる人は、社会にはたくさんいる。SNSにもいっぱいいる。

誰かが何か投稿すると、「いまさら何を言っているんだ」「そんなの前から知っていた」「それもいいけど、オレの持っているこの情報のほうがすごい」と相手をけなし自分の自慢話をするのは、全部マウンティングである。

実世間なら、わざわざ強いことを言うのはけっこう勇気がいるので、目立ったマウンティングをする人はそうはいない。

しかしSNSだと、発言するハードルはものすごく低い。パソコンやスマホのキーボードをちゃちゃっと触って送信や投稿のボタンを押すだけ、ほんの数十秒でマウンティングできてしまう

でも、日ごろから付き合いのある上司や取引先からでさえマウンティングされるとうっとうしいのに、見知らぬどこの誰かわからぬ人物からSNSでマウンティングされて、喜ぶ人がいるだろうか?

そういう人も皆無ではないと思うが、ほとんどの人はSNSのマウンティングには「チッ、うざいな」と思うだけである。

マウンティングする人とされる人のあいだに、良好な関係ができることなどほとんどありえない。だから「SNSでマウンティングはしない」と、くれぐれも肝に銘じるべきである。

「フラットな目線」の投稿・リプライをいつも心がける

SNSを上手に使い続けるためには、つねに善意と感謝の心を持ち、「フラットな目線」で投稿し、リプライするのがいちばんだ。

そうすればいい人たちのフォロワーが増えるだろうし、みなさんが見るSNS空間も心地よいものになっていくだろう。

ぜひ、「SNSに振り回されない上手なアウトプット」を身につけて、「知肉」を育ててほしい

佐々木 俊尚 作家・ジャーナリスト

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ささき・としなお / Toshinao Sasaki

1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、『月刊アスキー』編集部を経て、2003年よりフリージャーナリストとして活躍。ITから政治、経済、社会まで、幅広い分野で発言を続ける。最近は、東京、軽井沢、福井の3拠点で、ミニマリストとしての暮らしを実践。『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ)、『時間とテクノロジー』(光文社)など著書多数。

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