積立投信は「米国・インデックス型」が結局いい訳 今年は金融引き締めが加速する見込みだが…

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理由① 世界の覇権国

現在、世界の覇権国(経済的、政治的に抜きんでている国で、他国を支配、統制する)と言えばアメリカであり、今後も数十年はそうであろうと予測されます。

理由② 人口と人口構造と、世界最大の消費国

アメリカの人口は増えているだけでなく、その構造がポイントです。日本の人口は横ばいですが、ご存じのとおり高齢化社会です。高齢者の人口が増えています。一方、アメリカでは働き盛りの「消費する年代」の人口が多く、これからMAXを迎えます。ということは、今後さらに「消費」が増え、企業の業績がよくなり、株価が上がっていく……と予測できるのです。

理由③ 金融政策と財政政策の「両輪」が株価の側面で優れている

株価に関して言えば、アメリカは優れた政治を行っています。景気をよくするためには、金融政策で市場にお金を投入しますが、お金を借りたい人がいなければ銀行にとどまったままで意味がありません。政府は、財政投資を行って消費や投資を促し、個人や法人にお金を借りたいと思わせる必要があるのです。その点、アメリカは新型コロナウイルスで景気が落ち込んだときもすかさず補助金を出すなど、お金を投入しながら消費を促す政治をしています。アメリカは金融政策と財政政策、2軸ともいいのです。

理由④ 世界最大のIT企業国

Google、Apple、Facebook、Amazon……。私たちがふだん当たり前に使っている便利なサービスやIT系製品は、アメリカの企業によるものが多いですね。IT企業の力が世界一なのは間違いありません。今後もアメリカの企業から新しいサービスが生まれていくでしょう。

理由⑤ さまざまな分野で世界一

メジャーリーグ、ハリウッド映画など、アメリカはさまざまな分野で世界一です。お金が集まりやすく、こういったところに参入している企業の株価は上がります。

長期的に考えた場合、米国市場はやはり順当な選択

ただし、2022年から、金融引き締め・利上げといった金融政策・財政政策が開始され、戦争や災害など、地政学的リスクその影響もあって、米国株も今年以降はしばらく乱高下すると思います。

また、今後のさまざまな方針によっては都度の判断が必要になる、ということもありますが、長期的に考えた場合には、米国市場はやはり順当な選択となるでしょう。

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