東京ディズニーリゾート、強気値上げのワケ 巨額投資を料金に転嫁、大阪のUSJも
消費増税で国内景気が停滞する中、強気に値上げを実施している業界がある。テーマパーク業界だ。
最大手オリエンタルランドが運営する東京ディズニーリゾート(TDR)は、4月の増税に伴って、1デーパスポートを6400円(大人1人)と200円値上げ。9月には、平日の夕方6時から入園可能なアフター6パスポートを500円値上げした。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)も、1デイ・スタジオ・パスを4月に6980円(同)と190円値上げ。それに先立って1月にも190円値上げしている。
USJは「ハリポタ」が絶好調
2テーマパークが消費増税以上に値上げできたのは、入場者数が好調だからだ。TDRは昨年度、開園30周年イベントがあり、3129万人と初めて3000万人の大台を突破。今年度はその反動が懸念されたが、東京ディズニーランドでスタートしたシンデレラ城のナイトショーや、東京ディズニーシーの新キャラクター「ジェラトーニ」などが人気を呼び、入場者数は9月末までほぼ前年並みと好調を維持している。
USJはここ3年間、入場者数が毎年100万人ずつ増えるなど絶好調。7月にオープンした「ハリー・ポッター」(ハリポタ)新エリアも人気を博しており、今年度は、開業当初の1102万人の記録を超えるのが確実だ。
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