「株価が10倍に化ける株」達人が教える"超発掘法" 「業績回復に向かい始めた企業」はこう探す!

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① 減収増益

② 赤字から黒字転換が見込める

③ 景気敏感株

3つすべてに当てはまる株ではなく、どれかに当てはまる株を狙います。

業績向上の可能性が見える企業

まず1つ目の条件「減収増益」について。ここでは、企業の収益のサイクルを押さえておくことが大事です。

企業の収益は、企業の売り上げと利益の変化によって、増収増益、増収減益、減収減益、減収増益の4つに分けることができ、通常この4つを繰り返します。

増収増益は、売上高が増え、利益も増えている状態。株価は収益に合わせて上昇するとされます。

増収減益は、売上高が増加しているが、利益が減少している状態。株価は天井をつくとされます。

減収減益は、売上高も利益も減っている状態。いわゆる業績悪化局面で、株価は下落するとされます。

減収増益は、売上高は減少しているが利益は増加する局面で、株価は大底圏とされます。

このサイクルのポイントは、売上高の変化よりも利益の変化が先行することです。

増収増益から増収減益の流れを例にとると、売上高が増えていくなかで競合が増えたり、価格競争が起こると、売上高を伸ばすために広告宣伝などマーケティングコストを増やすなど、しだいに利益が伸びにくくなります。これが業績が下向き始めるサインです。株価が天井(上値の限界)となって、下落し始めます。

減収減益から減収増益の流れも見てみましょう。

次ページ減収減益から減収増益の流れ
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