休園直前にパンダ3時間待ち、上野コロナ禍の苦悩 双子パンダはすいすい木登りするようになった

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
レイレイ(手前)、シンシン(中央)、シャオシャオ(右)。2022年1月31日撮影。画像は動画からの切り出し(画像:公益財団法人東京動物園協会提供)
この記事の画像を見る(4枚)
上野動物園が休園して、2月11日で1カ月が経ちました。新型コロナウイルス禍は、動物園の入場制限や休園、撮影禁止など、ジャイアントパンダの観覧にもさまざまな影響を及ぼしています。コロナ対策に苦悩する動物園側の様子や観覧者の想いなどを休園中の今、改めて振り返ります。

木に登るのは得意だが降りるのは苦手

双子のジャイアントパンダの雌のレイレイ(蕾蕾)は1月30日、雄のシャオシャオ(暁暁)は2月1日、初めて公開エリアの屋外運動場に出た。上野動物園が2月7日に撮影した動画では、2頭はするすると上手に木に登っている。降りる時はゆっくり。シャオシャオは、もう少しで地面に着くところでドスンと落ちてしまった。

木に登ったシャオシャオ(左)とレイレイ。2022年2月7日撮影。画像は動画からの切り出し(画像:公益財団法人東京動物園協会提供)

一般的に、子どものパンダはよく木に登る。これは外敵から身を守る習性のためとされている。登るのは得意だが、降りるのは少し苦手。落ちても、体が柔らかいので大丈夫だ。

双子がいる西園パンダ舎の運動場には擬木(ぎぼく)もあるが、双子が登っているのは本物の木。木には、樹皮を保護するための布が巻かれている。双子が高所へ登らないようにするための鉄板は巻かれていない。理由を2月8日に上野動物園に尋ねたところ、今後、巻くか検討中とのことだ。

次ページシャンシャンの写真はこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事