「高級食パン」ブームに異変、消費マインドを分析 「高級食パン指数」からわかる消費の先行き

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「高級食パン」ブームの特徴は、他のブームよりもかなり息が長かったことである。Googleトレンドで「タピオカ」「マリトッツォ」のスコアの推移と比べると、「高級食パン」のスコアは典型的なブームとは異なる動きとなっている。

おそらく、「高級食パン」も短期的なブームで終わった可能性もあったが、コロナ禍における「巣ごもり需要」と強制貯蓄(コロナ禍で消費ができなかったお金の蓄積)や現金給付金による特需が「プチ贅沢」のニーズとなり、注目を集め続けたのだろう。そのように考えると、そもそも「ブームの終焉」が、足元の消費者態度の変化によってもたらされている可能性もある。

なお、筆者が知る限り「わらび餅」(正確には「わらび餅ドリンク」)がポスト・タピオカとして(一部で)注目されているようだが、現状では盛り上がりに欠けるようである。「高級食パン」のような時代にマッチした商品はなかなか生まれにくいのだろう。

今後は、新たなヒット消費が注目されるか否かが、プチ贅沢復活のシグナルとなりそうだ。

末廣 徹 大和証券 チーフエコノミスト

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すえひろ とおる / Toru Suehiro

2009年にみずほ証券に入社し、債券ストラテジストや債券ディーラー、エコノミスト業務に従事。2020年12月に大和証券に移籍、エクイティ調査部所属。マクロ経済指標の計量分析や市場分析、将来予測に関する定量分析に強み。債券と株式の両方で分析経験。民間エコノミスト約40名が参画する経済予測「ESPフォーキャスト調査」で2019年度、2021年度の優秀フォーキャスターに選出。

2007年立教大学理学部卒業。2009年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了(理学修士)。2014年一橋大学大学院国際企業戦略研究科金融戦略・経営財務コース修了(MBA)。2023年法政大学大学院経済学研究科経済学専攻博士後期課程修了(経済学博士)。

 

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