あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第14回)--職業訓練修了しても仕事は見つからず

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あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第14回)--職業訓練修了しても仕事は見つからず

2004年11月30日、3カ月間の職業訓練も修了。午前中の修了式を終えて、午後はハローワークへ、最後の基本手当(失業手当)を受けるための手続きに行きました。途中就職による中断を除いて、延べ1年余りにわたった受給も、これでついに終了。明日から収入が途絶えてしまうのに、その後の仕事のことはまったく白紙状態でした。心中焦りまくっていましたが、もう12月です。とりあえず自分をリセットして、来年にかけるしかないと感じていました。

その日、クラスの打ち上げ会が、まだ空も明るい午後3時から開催されました。失業中で、それぞれの不安を抱えながらも、30名近くの仲間たちが集合。3カ月間一緒に勉強しましたが、クラスメートと打ち解けて話したのはこの日が初めてでした。

すでに次の就職が決まった人、来年の社労士受験を目指す人、私のようにこれからどうしようかと悩んでいる人など悲喜こもごも。そんな中、小学生の子ども連れで参加の人がいたので、とても雰囲気が和みました。2次会は有志がカラオケへ。普段はおとなしかった人たちも熱唱して、失業のフラストレーションを吹き飛ばしました。

OBバンドでも発散

04年もいよいよ師走、私が大学時代に属していた、ジャズ・ビッグバンドの定期コンサートがありました。現役学生に交じって、われわれOBバンドも数曲の演奏があり、私はアルトサックスを担当。私も含めて社会人になっても楽器から離れられないOBたちは、自分たちにも演奏機会が訪れる、年1回のこのコンサートを楽しみにしています。

楽器はしばらく演奏していないと、急速に技量が落ちてしまいます。特に、サックスやトランペットなどの管楽器は、口のまわりの筋肉がすぐ疲れてしまったり、息が続かなくなって長い音が吹けなくなったりと大変です。本番の数カ月前から毎週末、スタジオを借りて、リハビリを兼ねた練習を行いますが、1曲演奏を終えるごとに、頭がフラフラになるのを感じます。

当日はリハーサルのため、早めにコンサート会場に向かいました。普段ならたとえ到着が遅れても、コンサートには妻が応援に駆けつけてくれるのですが、その日はなぜか最後まで会場に現れませんでした。なんとなく嫌な予感がしましたが、それが的中しました。

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