持病を抱え、月100時間超の残業がつらい 33歳女性、4つの転職先候補に迷う

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繰り返しですが、可能な範囲で経験とスキルの幅を広げることと、社労士事務所と事業会社両方の経験を積むことで、それらの経験を生かして次の展開につながる選択肢が増える可能性が広がるということが、やはり魅力です。

一方で、現在のような状況においても、4つも選択肢を持てるということ自体が、Mさんの現在、お持ちの経験やスキルが、それだけ市場価値がある、即戦力として通用するスキルを持っている証明でもあります。

したがって、相談の中に書かれている4件以外にも選択肢を広げることが可能だと思いますので、ぜひ後悔せぬよう、過度に負担にならない範囲で、継続して勤務先を探すことも検討してみてください。

持病という制約があるにもかかわらず、ご自身のできる範囲でベストを尽くされ、行動されているMさん。誰でもできることではありません。ご自身でコントロールできる範囲でベストな選択をしていけば、その都度、小さいながらも幸せを築いていくことは十分可能だと思います。

人は皆、幸せになるために生まれてきていますので、個々人があきらめることなく努力し、スピードは遅くても周りと比べることなく、一歩一歩を着実に歩むことが重要だと私は考えます。

大変なこともあるでしょうが、この先もよりよい人生を歩まれることを祈っております。お互い悩みつつも、自分のできる範囲で前進していきましょう。

※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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