持病を抱え、月100時間超の残業がつらい

33歳女性、4つの転職先候補に迷う

そのような状況でも、きちんと将来のことを考え、業務に関連する資格も取得され、かつチャンスが巡ってきたときに周りの役に立ちたい、という明確な目標も持っていらっしゃるMさんに、敬意を抱くとともに、非常に頼もしく感じております。

さて、今後のキャリアについてですが、最初に言えるのは、年齢や状況を考えると、まったく新しいことではなく、今までの経験を生かしうる範囲で次の仕事を探すという全体の方向性は間違っていません。非常に現実的で、正しい選択肢だと思います。そして、持病のことを考えると、絶対的な条件は「無理をしない範囲で、できるかぎり長く働ける環境を探す」ことです。

体が第一、そのうえでキャリアの柔軟性を重視

そもそも現在の職場を離れる決意をされた大きな原因のひとつが、残業の多さとそれに起因する体への負担だと思いますので、まず残業の多そうな会社は避けるのが次の会社を選ぶうえで必須でしょう。

ご自身の体と相談しつつ、将来的には勤務時間の制約をもう少し広げてみる、という選択肢もあるかとは思いますが、少なくとも短期的には現実的ではないですし、何よりも体が大事ですので、ここは無理をしない範囲でというのが基本だと思います。

そして、短期間における会社の永続性に疑問を持たれるのであれば、自分自身によほどのスキルと経験、自信がないかぎりは、そういった会社は避けるべきです。転職という行為自体も心や体に負担がかかりますし、持病を持たれている状況ではなおさらです。

同時に、どんな会社でも会社そのものの永続性が担保できない以上、個人として求められるのは自分自身のキャリアやスキルにおいて、柔軟性を持ち続けることだと思います。つまり、勤務先がどうなっても次の仕事につなげられるか否かをつねに考えることが、キャリアを積んでいくうえでは非常に重要です。

次ページ「その先のキャリア」を考える
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショックの大波紋
  • 今見るべきネット配信番組
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • コロナ戦争を読み解く
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手不動産がこぞって参戦<br>「シェアオフィス」ブームの内実

テレワークや働き方改革の浸透で存在感を高めているのが「シェアオフィス」です。大手から中小まで多数の参入が相次いでいますが、目的はさまざま。通常のオフィス賃貸と比べた収益性も事業者で濃淡があり、工夫が必要です。