40、50代こそ「資格・検定」の取得に挑戦するべきだ 独立、副業、転職向きの人気の資格・検定はこれだ

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40代、50代は自分の価値を高めるためにどんな資格・検定を目指すのがよいのだろうか

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の猛威が収まらず、依然、先の見えない状況が続く。そんな中、「自分はこのままでいいのか」と、自分の将来に不安や迷いを抱く人が増えている。

人生100年時代に役立つ「資格と検定」

ただ、これからどんな世の中になろうとも、自分の価値はつねに自分で高めていくしかない。その際に「武器」と「自信」につながるのが「資格と検定」の取得だ。『週刊東洋経済』1月31日(月)発売号では「40代、50代からの資格と検定」を特集。ビジネス・会計系、IT・金融系、不動産系、法律系などのカテゴリー別に主要な資格を詳説しているほか、医師や弁護士といった超難関資格に40代、50代で合格した人たちの声などを含め、102の資格と検定について紹介している。

『週刊東洋経済』2月5日号(1月31日発売)の特集は「40代、50代からの資格と検定」です。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら

ひとくちに資格と検定といっても、国家資格、公的資格、民間資格など1000以上あるといわれる。いったいどれを選んだらいいか戸惑ってしまうだろう。ここでは、取得の難易度や開業・副業・スキルアップ、人気といった軸から40代、50代にふさわしいものを、試験の特徴や対策も含めて紹介していきたい。

まず、難易度、開業度、人気度で上位に来るのが税理士、社会保険労務士(社労士)、行政書士だ。

税理士は独立開業しやすい資格として40代以上に人気がある。2021年度は全受験者のうち約4割を41歳以上が占めた。しかし、必須の簿記論・財務諸表論など試験に出る5科目の範囲も広く全科目の合格が求められるため、41歳以上の合格率は12%程度(21年度)と難関だ。それでも科目合格制を使って、長い時間をかけてコツコツ1~2科目ずつ攻略していくスタイルが、この世代に合っているようだ。

合格までの時間は早い人で3~5年、10年を超す人も決して珍しくないが、合格後に実務経験を積めば、晴れて税理士事務所を開業し独立できるのが魅力だ。

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