中国のゼロコロナ失敗が世界最大リスクになる訳 都市封鎖や入院拒否で住民の政府への不満募る

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今はオミクロン株感染が北京と上海、深圳で報告されている。中国で最大の旅行シーズンである春節(旧正月)が迫るが、地方当局は住民が管轄区域を離れた場合、コロナ規制で戻れなくなる可能性があると警鐘を鳴らす。感染が確認された地域では公共交通機関が止まり、コロナ検査義務で厳しい寒さの中でも長蛇の列ができている。行政側や医療従事者の負担も大きくなっており、ストレスと長時間労働で気を失った者もいる。

 

 

公務員やボランティアが西安住民に食料品などを届ける準備をしている(1月12日) 

コロナ感染拡大させたと懲役刑

当局に対する不満は募るばかりだが、じっとしている以外に国民にできることは今のところほとんどない。規則に違反すれば一段と厳しい処分を受けるようになっている。先週3人に4年余りの懲役刑が言い渡されたが、その理由は中国政府によれば、コロナ感染を拡大させたためだ。

西安のEVメーカーに勤めるホさんは「事態の推移を見守り、規則に従い続けるだけだ」と言う。ロックダウンは重要部品の入手困難を意味する。感染確認地域に配送して拘束されることをトラック運転手が恐れているためだ。ホさんの会社は先月と今月、生産・販売目標を達成できなかった。「中国で事業を行うなら、この国の法律に従う必要がある」とホさんは話す。

原題:Xi’s Covid Zero Tactics Get Weaker as Omicron Spreads in China (2)    (抜粋)

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著者:Thomas W Murphy、Dong Lyu、Valentina Fuentes

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