IKKOさんが「自信がなくなりそうな時」にすること 50代になってからはプラス思考だけではダメ

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また、スポーツが不得意だった私は、団体競技で足を引っ張ることが多く、人と何かを一緒にやることが怖くなりました。だからこそ私は、大人になって、その嫌な感覚を払拭したかったのだと思うのです。その心の痛みが少しずつ人生の成功へのエネルギーに変わっていったと感じています。

もう二度とあの頃には戻りたくないという感覚。今、私がたくさんの方々に、メッセージを伝えることができるのは、多くの心の痛みがあったからだと思います。痛みに、愛を込めて。

苦しくて笑えない時は…

⑤ 笑門来福へのスイッチング

「いつも明るいですね」とよく言われる私ですが、本当に私生活でも全て明るいかというと、そんなこともなく、どちらかというと根暗なほうではないかと思っています。なぜなら、長く経営者を続けていたため、日々、人間関係の大変なことに頭を悩ませてきたからです。

『1ミリの優しさ』(大和書房)。書影をクリックすると、アマゾンのサイトへジャンプします

当時、お付き合いをしている彼からよく言われたのは、「今年も笑顔が少なかったね」という言葉でした。だから笑えないほど苦しいときは、「笑門来福」という文字を思い出したり書にしたためたりして大切にしてきたの。

自分が笑顔を作れない代わりに、神様がこの字に錯覚して福を持ってきてくれるのだと。その意識があるだけで、一日一回は笑顔でいることから始まり、笑顔の回数も増えていったのです。本当に「笑門来福」は私の全てを変えてくれた大切な宝よ。苦しくなったら、笑門来福へのスイッチング。

以上、『1ミリの優しさ』より抜粋して5つ紹介させていただきました。ここまで読んで下さった皆様に、心から感謝いたします。人生がうまくいかないときには、この言葉を思い出してみてください。

苦しいときや辛いときに頑張るのは難しい。
だから、1日1ミリでも前に進めば大丈夫。
少し後ろに下がっても、また1ミリ前に進めばいい。

今回のメッセージが1つでも参考になりましたら、うれしい限りです。

IKKO 美容家

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1962 年1 月20 日生まれ。 19 歳で横浜元町『髪結処サワイイ』に入社。その後、ヘアメイクアップアーティストとして独立。アトリエIKKO を主宰し、女性誌をはじめ、テレビ、CM、舞台などのヘアメイ クを通じ『女優メイクIKKO』を確立。 現在では、美容家・タレントとして活躍する傍ら、多くの美に対するプロデュー ス業にも注目が集まる。 2008 年女性誌マリクレール・ジャポン、初の人物賞として「プラネットミュー ズ賞」、2009 年韓国観光名誉広報大使( 韓国観光公社) に任命され、 「ソウル観光大賞」、2020 年@ COSME「BEAUTY PERSON OF THE YEAR2020」、その他多数受賞。

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