ジョコビッチ選手沈黙破りコロナ騒動につき語る コロナ感染巡り「判断の誤り」があったと認める

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全豪オープンテニス出場を目指すセルビアのノバク・ジョコビッチ選手は12日、新型コロナウイルスに感染したことを分かっていながら新聞のインタビューと写真撮影に応じたことを認めた。オーストラリアへの入国書類に記載された不正確な情報については、「人為的ミス」が原因だと説明した。

同選手はインスタグラムに「特にオーストラリアでの私の存在を巡り広がる懸念を緩和するために、昨年12月の私の行動とイベントへの参加について誤った情報が続いていることに対処したいと思う」と投稿。

先月14日にベオグラードで行われたバスケットボールの試合に参加したが、複数の参加者が新型コロナ検査で陽性になったことが判明したため、2日後に迅速抗原検査を受けたという。結果は陰性だったが、「念には念を入れて」PCR検査も受けたことを明らかにした。

豪メルボルンで練習するジョコビッチ選手(1月11日) 

翌日に子供たちに賞を授与するテニスのイベントに参加した後、PCR検査が陽性だったとの通知を受けた。それでも同月18日にフランスの新聞のインタビューと写真撮影に応じた。ジョコビッチ選手は「振り返って考えると、これは判断の誤りであり、約束の日程を再調整すべきだったことを認める」とコメントした。

また、豪当局に提出された書類では入国前の2週間に旅行していないと記載されていたが、ソーシャルメディアへの投稿ではこの期間にセルビアやスペインでのイベントに参加したとしていた。同選手はサポートチームが書類を提出しており、代理人が「事務的なミスに心から謝罪している」と説明。「これは人為的ミスであり、意図的なものではない」と付け加えた。

原題:Djokovic Breaks Silence Over Covid ‘Error of Judgment’ (原題)

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著者:Swati Pandey (News)

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