さて、秋は競馬も本番である。10月5日の凱旋門賞では、日本勢は3頭とも不甲斐ない戦績で、出だしからケチがついてしまった。ここは気を取り直して国内レースに集中したい。今週末は毎日王冠と京都大賞典がある。いずれも秋のG1シーズンの重要な前哨戦で、この2つのレースが来ると「いよいよだなあ~」と胸躍るのが筆者の常である。
毎日王冠は、3歳馬のウィンマーレライを軸に
特に毎日王冠の重要度は高い。この時期に府中の芝1800メートルで勝てる馬は、高い確率でその後の秋の天皇賞などでも善戦する。ところが休み明けの馬が多いだけに、波乱含みのレースでもある。夏場に秘かに実力を蓄えた馬を見抜くことが肝要だ。
今のところ、ワールドエース、ディサイファ、ダークシャドウなどが有力視されている。しかし筆者が狙ってみたいのは、人気薄のウィンマーレライ。今年も夏の福島競馬場に遠征した際に、ラジオ日経賞で惚れ込んだ逸材だ。夏場に力をつけた3歳馬の代表格で、松岡騎手との相性もバッチリ。この秋は面白い存在に成長するんじゃないかと思っている。この週末は台風で、天気が荒れそうなところも買い材料。
マツリダゴッホ産駒であるから、ここで賞金を積み上げて、夢は有馬記念と行きたいところだ。さて、実りの秋となりますかどうか。
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