元薬剤師が「整理収納」で人生180度変わった凄み 「インスタ」のフォロワーは11万人にも上る
そこで「長野にもこういう人がいるんだ」「こんな働き方があるんだ」と知ったことが、整理収納アドバイザーとして独立するきっかけになりました。
今は、公民館や長野のママ向けの雑誌、企業などで講座をやらせてもらっています。ほとんど家で仕事をしていて、子どもの成長を側で見ていられるのもうれしいですね。
仕事をするときに気をつけている2つのこと
私が整理収納アドバイザーの仕事で気をつけているのは、嘘をつかないこと。とくにインスタでは、「本当に自分が思ったことだけを、わかりやすく、簡潔に」書くことを心がけています。
うちの子どもは小学生と年長ですけど、帰ってくると一瞬で部屋が汚くなるんですよね。一つひとつの物を片付ける場所はすべて決まっていますが、普段はどうしても散らかる。
「とても写真には撮れないな」って思うこともありますけど、そういうひどい状態の部屋もインスタには載せています。
「そういう身近さと、リアルな生活を見せていることがkayokoさんの人気の理由なのでは」と編集担当の方にも言っていただけて。
インスタではガサツな私の一面も見ていただいて、「自分も整理収納にチャレンジできそう」と思ってもらえたらうれしいですね。
そしてもう1つ、仕事をする際は「そのときの全力を出すこと」を心がけています。
というのも、過去に淡々と作業としてこなしてしまった仕事があって。言われたことを期限どおりにやって、なんだかすごく後悔したんです。
もともと私は大ざっぱで、その場がどうにかなればいいやって思うタイプ。その“淡々とやった仕事”について何かクレームがあったわけでもないんですけど、「もっとちゃんとやればよかった」って、後から悔しくなって……。
それ以来、そのときにできることを最大限やろうと思っています。後悔のない仕事をしよう、と。